Omizu

メクトーブ,マイ・ラブのOmizuのレビュー・感想・評価

メクトーブ,マイ・ラブ(2017年製作の映画)
3.8
【第74回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門】
『アデル、ブルーは熱い色』アブデラティフ・ケシシュ監督作品。全編クラブで踊るシーンで良くも悪くも話題になったカンヌ出品作『Mektoub, My Love: Intermezzo』の前作にあたる。

これまた良くも悪くもケシシュらしい作品になっている。ないに等しいストーリー、なんでもないシーンが延々と続きトランス状態になってくる。

ケシシュの化身ともとれる主人公アミンを中心にして、複雑な恋愛事情が描かれていく。二股、バイセクシャルなどセクシャルな事柄をないまぜに描いていくのは流石ケシシュ。と同時にフランスらしい恋愛だなぁとも思う。自由奔放というか。

なんでもないストーリーなのに映像に吸い寄せられてみてしまう。そういう魅力は確かにある。なかなか好きな作品だった。長いけど。
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