茉恭

ハスラーズの茉恭のレビュー・感想・評価

ハスラーズ(2019年製作の映画)
3.8
どうせ抱かれるなら、金に。

実話があるので、どうレビューしても本当の動機は彼女たちにしか解らない。
それを承知で言えば、女はいつだって逞しく生きていける生き物だということ。
それを痛快に、かつ同性に共感できるように仕上げた作品という感じ。
監督も女性なんですねーこれ。

それぞれのキャラクターのどこかしらに共感できる。
誰も根っからの悪人ではない。
ただ、なにを守りたかったの違いだけ。

セクシーダンサーたちが数多く出るので、
初日の邪な動機でお越しになったおじさんたちは、
肩透かしの内容だったかもしれないけど、
これが女の生きる道を見せつけられて、
被害にあった男性のほうに共感するのかもしれないw

もちろん50歳であれだけの容姿を見せつけたJロペスは、
もはや叶姉妹の隣に立っても違和感がないほどだけどw
それよりこの作品は、
女というものは強かだし、
母というものは、頭がイカれている。
それを豪華な音楽と煌びやかな映像で表現した作品。

以前、どこかで聞いたフレーズ。
”たとえ地球が滅びようとも、女とゴキブリは生き延びる"

なんて失礼な言い草だと思ったけれど、
これを観たら、確かにそうかもしれないと…www
茉恭

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