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ハスラーズのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ハスラーズ(2019年製作の映画)
4.3
幼少の頃に母に捨てられ、祖母に育てられたデスティニー(コンスタンス・ウー)は、祖母を養うため、ストリップクラブで働き始める。そこでトップダンサーとして活躍するラモーナ(ジェニファー・ロペス)と出会い、姉妹のように親しい関係に。2人は協力し合うことで大金を稼ぐようになる。
しかし 2008 年に起きた金融危機により、ストリップクラブで働くダンサーたちも大打撃を受ける。
それぞれの差し迫った事情で“お金が必要"という彼女たちに、ラモーナは「ウォール街のヤツらは真面目な貧乏人からすべてを奪い、盗んだ金で遊んでる。不公平でしょ?」と言い、ウォール街の男たちから金を騙し取る計画を企てる。
実際に、ストリップクラブのダンサーが、ウォール街の男たちをクラブに誘って、ドラッグ入りの酒を飲ませて、クレジットカードを使い散財したり金を騙し盗った事件を元にしたクライムドラマ映画。
アラフィフのジェニファー・ロペスが、鍛え上げた美ボディで見せるストリップダンスも見ものだけど、肝はシングルマザーだったり、ダメンズウォーカーだったり、学費や介護のために実入りのいいストリップダンサーをやってる貧困女性同士の連帯と友情。
だんだん贅沢三昧の味を覚えて抜けられなくなって、道を踏み外していく成功と転落劇は、ストリップダンサー版「スカーフェイス」か「グッドフェローズ」という感じで、ほろ苦い感じのガールズリベンジクライム映画。
「傷ついた人は、人を傷つける」
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