夏色ジーン

ルース・エドガーの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

ルース・エドガー(2019年製作の映画)
3.5
感想川柳「黒人には どっちにしても プレッシャー」

予告が気になって観てみました。_φ(゚Д゚ )

バージニア州アーリントンで白人の養父母と暮らす黒人の少年ルース。アフリカの戦火の国で生まれた過酷なハンデを克服した彼は、文武両道に秀で、様々なルーツを持つ生徒たちの誰からも慕われている。模範的な若者として称賛されるルースだったが、ある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立するように。ルースが危険な思想に染まっているのではというウィルソンの疑惑は、ルースの養父母にも疑念を生じさせていく…というお話。

学年代表でスピーチするくらい
めっちゃ優秀なルースだけど
元はアフリカの少年兵( ;゚皿゚)ノシ

そんなルースのレポートに過激な論調の言葉が書いてあったことで

教師のウィルソンがロッカーを調べたら
ロッカーから違法な花火が見つかり

「もしかしたら」という疑念から母親に相談する(。-ω-)ノ

しかし当のルースは苦境を乗り越えた英雄扱いのプレッシャーに押し潰されそうになっていた(;´A`)

ただでさえ重い過去を奇異の目で見られがちなのに
両親はちゃんと育てようとしてるのもプレッシャー

ウィルソンも優秀な彼のイメージを保つため
ひいては学校のために裏で画策していた

同じ黒人なのに生徒を貶めたり
アジア系の生徒を悲劇の人物に仕立てあげたり( ´_ゝ`)

黒人として地位向上のために手段を選ばないウィルソンに反発するルース( ・`д・´)

ウィルソンの言い分にも正しい面はあるけど
ここでは完全に悪者扱い(´Д`)

ルースも完全に優秀な生徒というわけでもない(。-人-。)闇というかダークな面もちらほら

予告だとルースがテロでも画策するのかと思ってたので
想像とは違う雰囲気でしたが

また違う面白さがありましたね( 。゚Д゚。)

黒人は優秀でも劣っていても苦労する( ;∀;)

周りとの調整役に奔走するルースを見てると
そりゃしんどいよなと( ´_ゝ`)

ウィルソンもローズとの関係に苦労していたし
ちゃんとしなきゃいけないというプレッシャーは
もはや「業」といってもいいくらい(‘ε ’)

こんな歪な社会構造を
どうにかすることは可能なのか
気が遠くなりますね(;´A`)

ま、日本もその気質から
このコロナ禍で泥沼にハマってますけどね(´Д`)




オクタヴィア・スペンサーが出る作品は
みんなこういう不穏な感じですよね~( ゚A゚ )
好きですが

んでまず( ´∀`)/~~