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三国志 黄巾の乱のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

三国志 黄巾の乱(2017年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

歴史小説『三国志演義』を題材に、ファンタジー要素を取り入れ"黄巾の乱"をフイ・ユ監督が映画化した歴史アクション作品である本作は、朝廷の腐敗によって民が虐げられていた後漢末期、184年の中国を舞台に、朝廷に不満を募らせた民の心を掌握し武装蜂起を起こした、道教の一派である太平道の創始者・張角との乱世の命運をかけた戦いに挑むこととなった、梟雄の異名を持つ曹操、仙人・左慈の弟子である郭嘉と劉備、劉備と義兄弟の契りを結んだ関羽、そして孫堅の妹で曹操の許嫁でもある香香の活躍を描いた歴史アドベンチャーとなっているのだが、まず触れたいのは、本作はファンタジー要素を取り入れた作品となっていますし、題材となった『三国志演義』に脚色が加えられたオリジナルの内容となっているので、史実と異なるどころか『三国志演義』との相違点も多々見られるので何も考えずに視聴をすることが前提となる一作。郭嘉は女性となっていますし、張飛は登場せず。ある程度の三国志の予備知識を持ち合わせていると必ず首を傾げてしまう箇所が。創作ものとして視聴することをオススメ。映像に関しても、作品自体はB級色の強いものとなってはいるが、ロケーションや手間暇をかけたCGのクオリティは思ったよりもそれなりに良く出来ていて決して悪くはなかったですし、キャストにしても香香を演じたシュウ・シャオヌオの愛らしさが印象的で、個人的には観て損はなかった。正直、面白くはないんですけどね、暇つぶしにはなりました。
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