片山明彦と香川京子の熱いキスシーンが見所か。手のクローズアップや香川がキャバレーから飛び出してカメラが移動して路地裏に追うシーンなんかもろ海外のノワール映画のパクりみたいでグッときた。序盤は良かったのに後半の銃撃シーンや雑なサスペンステイストに変更したのはいただけなかった春原政久の唯一の新東宝作品。春原はサスペンスじゃなくてやはりコメディだろ〜

• #2019〜

2日続けて警察のプロモーション的な映画を見てしまった…。
香川さんがキャバレー勤めというから見たのに最後まで高潔さキープしててつまらない…。
しかし一番ゾッとしたのはそれまで気持ちを確かめ合うシーンが無かったのに上司に言われてすぐ結婚してるのまじバビロンという感じだったし弟不在のまま急いでその日に宴会してるの謎。
呼び出しとか何かにつけて公私混同激し過ぎて警察の非人間的性格が露わになってる感じ。
柔道の後も石鹸使い過ぎて環境にも悪い。

真面目な巡査水島道太郎が先輩巡査清川荘司の家に間借りすることに。そこの長女が藤田泰子、長男が片山明彦。上京して災難続きの田舎娘香川京子を水島が招き入れての前半は、ユーモアを交えた人情味ある警官一家のホームドラマ。それが真ん中辺りから田崎潤経営のキャバレー中心のギャング映画になり、最後は片山明彦・香川京子の犯罪メロドラマに。終盤の片山の暴走っぷりに目が点になることうけあい。場面場面はとても丁寧に撮ってあるのにこの迷走、これ警察宣伝になってるのだろうかと首を傾げる珍作だけれど、香川京子がとにかくとにかくキレイなので、まあいいじゃないか。