今泉監督のなのか、最近の若者の描き方なのか、実際の若者もそうなのか、喜怒哀楽の薄い？リアクションに乏しい？人物がメインな作品はあまり好みではないのですが、
この作品では宮沢氷魚がそこを、迅という人物の「繊細さ」としてきちんと理解した芝居になっていたと思いました。
私個人はLGBTに偏見は無い方だと思っているけれど、
それでも実際に旦那さんにそんなこと告白されたら、う〜ん悩むかなぁ。
空ちゃんが子供だからまだ世間を分かってないからか、子供だから純粋に考えたのか、好き同士なんだからキスしてもおかしくないのに、と言ったのは、迅に勇気を与えたんだろうなぁと思いました。
また、親権を争う裁判の場面で、弁護士が優位に裁判を進めていたのに急に渚(旦那さんの方)から和解申し入れをし、奥さんに謝るところ。
素直に、私も感動というか、気付かされました。
ラストシーンで、あの町で、４人が仲良く、とまではいかないのかな、でも揃って＆笑顔を見せていたのには、ホッとしました。
