ハレルヤ

禁断の惑星のハレルヤのレビュー・感想・評価

禁断の惑星(1956年製作の映画)
3.6
BSプレミアムシネマにて初鑑賞。
22世紀の近未来。地球の植民地である惑星第4アルテアからの連絡が取れなくなったことで、調査団がこの惑星に乗り込む。そこで彼らは正体不明の怪奇現象に襲われるSF映画。

今から65年前のSF映画。後進の映画にも色々と影響を与えた作品ということで気になっていましたが、なかなか芯のある仕上がりだったと思います。

流石に現代のSF映画と比べると映像は劣りますが、この時代を考えたらかなり健闘した方でしょう。ただ光線銃を撃つ演技はもうちょい頑張ってほしかったかなぁ。ただ持ってるだけなのが丸わかりだったし。笑

調査団の隊員たちを次々と手玉にとる怪物を終盤までほぼ姿を見せない手法も良かったですし、当時の特撮を駆使した映像も見ものです。

本作の魅力はロボットのロビー。機械だけど人間味がありますし、どこか愛らしさのあるキャラクター。そしてヒロイン役のアン・フランシスの美しさも必見もの。

昨今のSF映画のような派手さはないものの、ストーリーも単純そうに見えて意外と深かったり、重厚さが感じられる一作。思っていた以上に見応えアリな作品でした。
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