マツタヤ

スミス都へ行くのマツタヤのレビュー・感想・評価

スミス都へ行く(1939年製作の映画)
4.0
昔の映画だからなのかコメディっぽいというか、本に手紙挟んで渡すとことか、子供がOKサインで満面の笑みのシーンだったり、登場人物が相手に惚れてる時なんてあたふた物落としたり目がキラキラしててモロバレなのとか見ててほほえましい。

スミスは言わずもがなすごいんだが、最近の映画だったらもっと重かったり社会問題的なドロドロしたものになりそうだけど、自分の信じるものや、大義を通そうとするとき、それに相対する問題とか相手あっての事だったり、色んなもんに板挟みになったりで、今も昔もただ頑張るだけの根性論ではうまくいかないこの世だった。

実話じゃないけど、スミスってそういう所で頑張ってきてる人だからこそな感じが、人との接し方にもにじみ出てくるような人柄というか、周りをも動かすパワーなのか、なんか人の心のネガティブな部分の感情とかを解放してくれる雰囲気だ。
問題は違えど、今まさしく感染症で世の中大変な状況で、それに立ち向かっている人、助け合ってる人たちにも重なった気がして心にくるものがあった。
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