スミス都へ行くの作品情報・感想・評価

「スミス都へ行く」に投稿された感想・評価

Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

3.5
本来は日本風で言えば『スミス霞が関に行く』といったところの、フランク・キャプラ監督の社会派作品名作。
選挙無しで指名されて地方議員になれ、今では広告の詰まった資源ゴミと化した新聞が絶対メディアだった時代の話なのでピンと来ないところもあるが、個人や企業の利権のために政治が悪用されている事実は今も全く変わらない。
真相を報じた地方紙を配布する子供達を車で轢こうとする妨害工作シーンは、やり過ぎ演出。今ならクレーム付いてカットされそう。
大木茂

大木茂の感想・評価

4.0
正直者もここまで貫き通されると涙が出てくる

スミスの純真な顔(私生活でもクリーンな人だったらしい)タレ目がかわいい
無知だが折れない信念
思えば「素晴らしき哉、人生!」と後味が似ていて監督主演が同じなのよね

送迎シーンの少年とのやりとりでスミスの人柄がわかるよね
最初のリンカーン像と説得する2度目シーンは泣ける、この映画の女性(サンダース秘書)の発言が素敵なのよね〜


あと議長がね…議長がいいのよ
ファンタジーだけどこれが父性の象徴的良心なのよ作品の優しさなのよ
(コメンタリーで言ってたけどセリフが20行しか無いけど強い印象を残していてセリフの量は関係ないって証明してて感心した)

力が分散する現代にはリメイクは難しいかな…

子供達のリーダーから悪を許さない強い青年になるラストは本当にカッコいい
これはヒーロー映画と言ってもいいね
少年のような心を持つ議員が、腐れきった巨悪に立ち向かう物語。


ボーイスカウトの団長を勤めていて子供人気の高いスミスは、ひょんなことから州代表の上院議員に指名された。ところが田舎者だった彼は、都会ではふらふらするし、議員のことを何も分かってないし、とにかくうまくいかない。だが、彼は誠実で、アメリカという国を心から愛していたのだ。スミスの秘書クラリッサは彼に迷惑をかけられ疎おしく思うが、彼の清らかな若き心に惹かれていく。そしてクラリッサの協力のもと行ったのが新しい法案の設立。彼は子供のために、ウィレット川という所にキャンプ場を作ろうとしたのだ。しかし、その場所には巨悪の根源がのっそりあぐらをかいていて、スミスを飲み込もうとしていたのだ。スミスはどうなってしまうのか。



素晴らしきかな、人生!に続いて見たフランクキャプラの作品ですが、キャラクターの描写がすこぶる良いです。スミスがどんな絶望的な状況に堕とされても、スミスはその心が清らかなままそれを跳ね返すことができると信じられる。スミスだけでなくクラリッサ、同じ州の議員のペイン、議長のキャラ描写も優れていて、あっさりに感じられるラストもすんなり受け入れることができる。


悪に支配された人は、その悪に手を貸しただけ、自分の心が押しつぶされてしまうんですね
田舎モンのお上り政治家スミスさんが権力に立ち向かう社会派ドラマ。フランク・キャプラの小気味好い演出でライトに楽しめる作品になってる。スミスのキャラクターが存分に生かされた、法案を考える際の秘書とのやりとりが凄く良い。何はともあれ最後のいきなり感がすごい笑
2018.8.21.
スカパー ザ・シネマ
hiyoko

hiyokoの感想・評価

4.3
James Stewart が Dustin Hoffmanに見えて仕方なくなる映画。古典的なアメリカ映画を観てる感じ。
kenboo884

kenboo884の感想・評価

4.1
フランク・キャプラは素晴らしい!
アメリカの良心だなぁ(^-^)v
notitle

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3.9
州の上院議員の一人が亡くなり、手の上で転がし易いが故に選ばれた、BSの団長の青年が、政治の闇に切り込む話。『素晴らしき哉、人生!』同様、愚直に、真面目で懸命に生きる事を肯定してくれる作品。中立ながらも、全てを見越してるかの様な議長が素敵。
アメリカ、上院議員になったスミスが州の不正を暴くために奮闘する。
Matsuzoh

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4.0
予備知識なく、タイトルから、田舎からニューヨークあたりに観光か何かで出てきたスミスさんの、カルチャーギャップコメディ?くらいに思ってたんですが、そういう面もあったものの、政治ドラマでした

スミス氏は、上院議員の死亡に伴い後任に選ばれてワシントンDCへ来るのでした

そんなスミス氏、ボーイスカウト的な団体の指導者で、ワシントン初代大統領やリンカーンにあこがれ、理想には熱いものの、政治には素人
素人なら扱いやすいだろう・・・というところで州の有力者から選ばれている

ただキャラクターとしては「天然」
熱い行動は時として「ボケ」になり笑いを生む

青少年に対する熱い思いから起こした行動から、思わぬ対立に巻き込まれ、大ピンチに陥る

そこからの展開、スミス氏も頑張るけど、彼を支える存在が優秀
世が世なら、こちらが主人公として、もっとちゃんとした地位について大活躍しただろうなと思える

テレビもまだないこの時代、新聞とラジオの主要メディアを押さえられるとどうなるのか、そこに対してどう反撃するかという議会の外での攻防戦、興味深く見ました

しかしクライマックス、え、そこさえ押さえればOKだったの?というのに拍子抜け感
議会内外の動きが重なり合っていくような展開を期待したんですけどね・・・

トータル面白かったんですけど、最後ややモヤモヤも残りました


以下トリビア

・冒頭流れてきた主題歌が「アルプス一万尺」?という不思議

wikipedia情報だと、「アルプス一万尺」の歌詞は日本で勝手につけられたもので、もともとアメリカ独立戦争時の愛国歌で、日本に伝えられたのはペリー来航時!とか

・選挙なしで国会へ、の不思議

序盤、州の有力者の話し合いでスミス氏がいい!と決まったら、もうワシントン行き決定!・・・に驚いた

候補者に決まったとして、当然選挙の場面が来るもの・・・と思ったのに、どうも日本のように欠員→補欠選挙の流れが当然というわけではなく、アメリカでは補欠選挙のタイミングは各州まかせで、次の選挙の時期まで臨時の議員を指名できるらしい(wikipedia情報)

選挙の洗礼を受けてない臨時議員・・・なんて、日本ではありえない存在だけど、アメリカではありなんですね

・テニスのボールボーイみたいな子どもたちが議会にいっぱい

後半はほとんど上院議会のシーン
けれどもそこには常時、雑用にたずさわる少年たちの姿があって不思議

調べてみると、ペイジと呼ばれる選ばれた高校生らしい
もっと幼く見えて、小学生くらいかと思った
すべての少年の心の中に蘇らせるんだ!!
自由の国の本当の意味を!!
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