スミス都へ行くの作品情報・感想・評価

「スミス都へ行く」に投稿された感想・評価

棚橋

棚橋の感想・評価

3.8
100%善vs100%悪の構図がシンプルだから
もやもやせずにすっきりと終わる
ikedae

ikedaeの感想・評価

3.4
ステキな金縛りの中でお父さんが昔観てた映画。アルプス一万尺の元ネタ。

田舎出身の馬鹿正直な上院議員と、政治に癒着する悪徳業者の対決。
昔の映画だからできる単純な構図。

観ていて、周りにだまされ裏切られるスミスが痛々しいし、議員の娘に翻弄される姿も見ていられない。

それでも最後はかっこよく見えるのが不思議であり、観て良かったと思う。
フランクキャプラ監督 ジェームズスチュワート主演。
久しぶりに素晴らしき哉人生以来のコンビ作品をチョイス。

題名だけだと分かりにくいので簡単にあらすじを言うと、
原題もだいたいそのままなんですが、新しい上院議員に選ばれた田舎モンで子供に大人気のジェフスミスが、秘書サンダースと徐々に打ち解けていきながら巨大な悪(オトナの事情)に立ち向かう作品です。

1番の見どころは、ラストのスミスの演説でしょう。
ドドドドドドドドドドドドド!!!!!!
と、それまで少しだけあった間延びした感じ(ホントに若干)を、そこだけで消し飛ばす妙技!
圧巻です!!
そういえば素晴らしき哉〜も、たたみかけハンパなかったな。

それにしてもスミスは立派な人物です。
アレだけの圧倒的なチカラにも、くじけそうになりながらそれでも立ち向かう精神力。

長いものに巻かれないという点だけでは、スミスと一緒のボクですが、見習いたい部分はたくさんありました。
※これから社会に出るみなさんは(ある程度は)巻かれないと、評価されないことが多いのでお気をつけください。
扱いにくいレッテルを貼られて出世に響きます笑
同じ監督フランクキャプラ作品の「素晴らしき哉、人生」らしさも感じられる社会派映画。

議会を支配している闇のドンに純粋で若い青年スミスが徹底的に闘う映画。

ジェームズスチュアートは髪が乱れてボロボロになってく良い人役が似合うなぁ。しかも若い。
必死に演説するスミスをニヤニヤしながら見守る議長がすごく良い。


見よう見よう、でも結構見てこなかったシリーズ4本目🎬
今から80年も昔の映画。にも関わらず今の時代にも通じるテーマを扱っている事に驚きましたし、2時間ひたすら会話劇なのに飽きさせない。
フランク・キャプラ監督の真髄を見た気がしましたね。

田舎から来た純粋な若手上院議院のスミス。その彼が政治の汚い現実を知り、打ちのめされるも、汚職を告発しようと捨て身の戦いを挑むドラマ。

今も昔も政治の現場の裏側にいる大物が、マスコミも含めたあらゆる媒体を掌握し、世論を操作しようとする。
今のようにネットも何もない時代。世間はマスコミの流すものに食いつきやすい風潮だったからこそ、昔の方がこういう傾向にあったんでしょうね。

世間知らずでただの駒扱いで議院になったスミスも、この現状を打破しようとするも空回り、糾弾され、自らの無力を嘆き、何度も辞めようとする。

それでも彼を支え、励ましたのは秘書。
彼女の存在が物凄く輝いてましたね。影のMVPでしょう。

そしてラスト30分の議会の場での大逆転劇。魂を削るような思いで、必死の演説をするスミスの努力が報われた時、観客側も秘書の安堵と同じ気持ちになれます。

同じ監督主演の「素晴らしき哉、人生」には少し及ばないものの、見応えは抜群のクラシック名作です。
No.122
長演説は国会の常套手段。ゲームのバグを使った遊びみたい。ラストにひねりが欲しかった。

このレビューはネタバレを含みます

オペラハットの続編のような政治風刺ドラマ
コインが立ってしまう➡子供たちが望むスミスの記事により➡父は候補者を決断
新聞記者は新人議員を道化として笑い者にする➡スミスが殴るも法案を知らない事実を反省
バカが世の中を良くしてきたのよ
信じるならもっと大きなものをしんじなさい
民主主義の最高のショーたる疑似妨害は言論の自由の最も劇的な表れ
スミスのために新聞を配達する子供たちまで徹底的に暴力で弾圧
失神するスミス➡発狂したように不正を認めたレインズ➡密かにスミスを応援していた議長の笑み
Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

3.5
本来は日本風で言えば『スミス霞が関に行く』といったところの、フランク・キャプラ監督の社会派作品名作。
選挙無しで指名されて地方議員になれ、今では広告の詰まった資源ゴミと化した新聞が絶対メディアだった時代の話なのでピンと来ないところもあるが、個人や企業の利権のために政治が悪用されている事実は今も全く変わらない。
真相を報じた地方紙を配布する子供達を車で轢こうとする妨害工作シーンは、やり過ぎ演出。今ならクレーム付いてカットされそう。
大木茂

大木茂の感想・評価

4.0
正直者もここまで貫き通されると涙が出てくる

スミスの純真な顔(私生活でもクリーンな人だったらしい)タレ目がかわいい
無知だが折れない信念
思えば「素晴らしき哉、人生!」と後味が似ていて監督主演が同じなのよね

送迎シーンの少年とのやりとりでスミスの人柄がわかるよね
最初のリンカーン像と説得する2度目シーンは泣ける、この映画の女性(サンダース秘書)の発言が素敵なのよね〜


あと議長がね…議長がいいのよ
ファンタジーだけどこれが父性の象徴的良心なのよ作品の優しさなのよ
(コメンタリーで言ってたけどセリフが20行しか無いけど強い印象を残していてセリフの量は関係ないって証明してて感心した)

力が分散する現代にはリメイクは難しいかな…

子供達のリーダーから悪を許さない強い青年になるラストは本当にカッコいい
これはヒーロー映画と言ってもいいね
少年のような心を持つ議員が、腐れきった巨悪に立ち向かう物語。


ボーイスカウトの団長を勤めていて子供人気の高いスミスは、ひょんなことから州代表の上院議員に指名された。ところが田舎者だった彼は、都会ではふらふらするし、議員のことを何も分かってないし、とにかくうまくいかない。だが、彼は誠実で、アメリカという国を心から愛していたのだ。スミスの秘書クラリッサは彼に迷惑をかけられ疎おしく思うが、彼の清らかな若き心に惹かれていく。そしてクラリッサの協力のもと行ったのが新しい法案の設立。彼は子供のために、ウィレット川という所にキャンプ場を作ろうとしたのだ。しかし、その場所には巨悪の根源がのっそりあぐらをかいていて、スミスを飲み込もうとしていたのだ。スミスはどうなってしまうのか。



素晴らしきかな、人生!に続いて見たフランクキャプラの作品ですが、キャラクターの描写がすこぶる良いです。スミスがどんな絶望的な状況に堕とされても、スミスはその心が清らかなままそれを跳ね返すことができると信じられる。スミスだけでなくクラリッサ、同じ州の議員のペイン、議長のキャラ描写も優れていて、あっさりに感じられるラストもすんなり受け入れることができる。


悪に支配された人は、その悪に手を貸しただけ、自分の心が押しつぶされてしまうんですね
>|