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私達はこんなに働いてゐるのmhのレビュー・感想・評価

私達はこんなに働いてゐる(1945年製作の映画)
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太平洋戦争末期1945年6月28日に公開された国策映画。
海軍衣料廠の女子挺身隊を取材している。
こんなに頑張ってるのに、なんでサイパンとられたんだと泣いたけども、その考え方は間違っていたという展開。
なんだけど、我が国の過去という贔屓目を持ってしても、「児童を強制労働させていた軍事政権下の日常」にすぎないのが悲しい。
女学生は一様にもんぺ、たすき掛け。
食糧難だったはずだが、楽しげな食事のシーン(国策映画にはよく登場する)あり。机の上には花も飾られているなど、撮影のために用意したと思われる細部が目立つ。
休憩時間に「伸び」をすることが推奨されてるみたいな描写のあと、朝礼のシーンでも伸びしてたので、いまや廃れてしまった健康法乾布摩擦みたいに、このころは伸びが推奨されていたのかもしれんね。
途中、朝礼で歌われているのは、軍歌「艦船勤務」でした。なるほど海軍衣料廠だからか。
ようつべにもあがってたことを見たあとに把握。
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