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KCIA 南山の部長たちのkurageのレビュー・感想・評価

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
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公開当時、映画館で観損ねてしまった。テレビよりもやはり映画館が良かったなと思いつつ、面白かった。終始緊迫。

1979年の朴正煕大統領暗殺事件を映画化。主人公は大統領直属の諜報機関である中央情報部(KCIA)の部長キム・ギュピョン。「フィクションである」と記した上で顛末を見せているが、韓国の映画界は攻めているなあ。
近代史を映画にしまくりだ。
割とフラットには描いていると思うけど、軍事政権へは2度と戻ってはならないというところなんだろう。
そんなことは興味なくても、この映画には管理職の悲哀が詰まっているので、イ・ビョンボンの決意にカタルシスを感じる人も多いだろう。

大統領を演じたイ・ソンミンは、軍人や新入社員を鍛える上司など、幅広い役でお見かけ。どの役も別人のように演じているけれど、ご本人の味わいのある人間味は隠せないように思う。
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