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KCIA 南山の部長たちの8gのレビュー・感想・評価

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
4.1
“KCIA”こと情報部元部長の暴露本から始まる、パク・チョンヒ大統領暗殺の前日譚。
おもしれ〜。
大統領のために元同僚まで殺したKCIA部長キム・ギュピョンと、大統領との心の距離がどんどん離れていくさまが切ない。
後半は元戦友の男同士のジットリした絆がこれでもかと描かれる。

権力者の側近の座を狙って醜く争い合う男たちは、良い。
ことが全て終わって、車内で靴がないと気付き、部下からの質問にも呆然とするキム部長が良かった。怒りにぶるぶる震えたり、ずっと押し殺された人間味がある。
「君のそばには私がいる。好きなようにしろ」←こいつ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!

何のための革命だったのか、我々は民主主義のために戦ったんじゃないのか、を自問し続けた末にまた革命を選択する。
でもそれによって軍事独裁政権時代が始まってしまったというのは皮肉だ。
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