このレビューはネタバレを含みます
小学生の頃、ウルトラマンやセブンなどの再放送を見ていた世代です。
一言で言うなら「まあまあ面白かった」です。
最新の技術を使いつつも、当時の特撮っぽい味を残した映像は、懐かしさと迫力の融合した素晴らしい出来でした。
中学の子供(男)も一緒に観ましたが、映像はすごかったと言ってましたね。
個人的には、「現代の現実に怪獣やウルトラマンが出現したらどうなるか」という、シンゴジラと同じような世界観は好きです。
人間にとっては神のような力のウルトラマンを味方と思うのか、敵と思うのか、政治に使うのか、兵器に使うのか、というのはリアルな感じがして面白いです。
ストーリーも悪くはないと思いましたが、途中ちょっとダれてしまい、全体的に長い映画だと感じました。体感的には2時間半くらいの映画のようでした(実際は2時間ほど)。
やはりマーベルやハリウッド映画のような、スピード感がないのが原因かなと思います。結構淡々と進んでいくんですよね。それが邦画らしくもあり、庵野さんらしくもあるんですが。
長澤まさみさんの演技もよく、巨大化するシーンで、スカート下からの撮影画像がネットにアップされまくって激怒するのも、現代ならではでしたね。
子供には特にオススメしませんが、初代ウルトラマンを知っている世代ならば観て損はないと思います!