怪獣が出現してからカトクタイを創設。自衛隊との協力のもと数々の怪獣を撃退してきましたが次々と出現していき厄介者として扱っています。それと同時に人型の生命体ウルトラマンが現れるようになり…
私達が知ってるウルトラマンはヒーローであるため、最初出てきた際少しだけ不気味な要素がありました。何者かわからない謎の存在として扱っていた描写であったのでウルトラマンを違う視点からの雰囲気を味わうことが出来ました。ウルトラマンも怪獣もフルCGで海外に比べると微妙ですがそこまで違和感はなかったです。
シンゴジラとは別でウルトラマン自身に焦点を当てたドラマ要素がメインでした、社会風刺もありましたが、人と生物、人とウルトラマンの関係性も味わうことができます。
やはり従来のウルトラマンは子ども向け。戦いがメインです。今回の流れ的に怪獣が地球を少しずつ侵略していく様子をメインに話が進みます。ただ、街を破壊するだけでなく、戦略性を用いた怪獣も現れるます。でも思っていた以上に怪獣プロセスがあったので子どもも楽しめるし、大人も楽しめる作品に仕上がっていたのではないかなと思いました。多分当時のウルトラマンと同時期であった古畑任三郎とかね、少しだけ年配が喜びそうなオマージュが入れ込まれていたので、私が気づかない所もあると思いますのでリピートしたくなる作品でもあります。
またカメラが特徴的でしたね。遠くから離れて椅子越しに撮影したりと結構拘っていました。何気ない撮影に思われますが伏線が散りばめられていました。
個人的には西嶋さんが演じた田村班長は良かったと思います。班長としても存在感や立場をしっかり演じていたと思いました。しかし長澤まさみさん演じた浅見ですが、ヒロイン的な立ち位置でしたが後半に何もやっていなかったように思います。あとなんとなく急いでいる感覚がありました。この時間に収めなきゃいけないルールがあるのか分かりませんが、はしょってるような感じがありました。
個人的に1番良かったのが細かい設定でした。少し説明口調でしたが、聞いててすごく楽しかったです。
