猫とインテリア

シン・ウルトラマンの猫とインテリアのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

もう庵野は特撮ファン作品を作るのは辞めて欲しい。
正直シン・ゴジラがあの程度の出来だったから期待はしていなかったが、もしかしての可能性に賭けたがやっぱり駄目だった。

ここからは老害だと懐古とか厄介オタクだとか言われようが、完全な自分の主観と私情を込ませて僕がダメだと思ったところを挙げる。

・特撮じゃない ただのCG映像
予算とか色々あるんだろうけど、あまりにひどい。特撮モチーフにしたCG映像だろ。冒頭の予告だけ見て帰ればよかった。

・監督の私物を持ち込み過ぎ
庵野はウルトラマンを見て憧れて映像を作ることを志したのはわかるけど、だったらウルトラマンという作品の中に自分のエヴァ要素入れ込まないでほしい。何しようがクリエイターの自由だが、そんなもんはオリジナルでやれ。これはウルトラマンの名前使ってんだろ。
庵野展で見た庵野自身がウルトラマンになる映像作品の方がずっと面白かったな。

・性癖が見え透ける女性キャスト
男目線からしても女性の演出が(尻を叩くなど)、気持ちわりいなって思った。新しいとか現代社会がテーマと言う割には頭は昭和で止まってるんだなと感じた。

・怪獣のセレクション
メフィラスやザラブ星人、ゼットンと主要キャラ出す割にはゴモラやバルタン星人をあえて外した感があり、そういう穿ったセレクトが気持ち悪いなと思う。

カラータイマーがない初期のデザインにこだわった、とか言う割にはゴチャゴチャと怪獣のデザインは弄ってやりたいことがわからん。

シンには神だとか新だとか意味が含まれているかとかそんなのどうでもいい。

最も個人的な意見としては、主題歌が一番嫌い。よりによって米津とは。

僕はウルトラマンを全く知らない人がこれを見て、ウルトラマンはこういうものだと思われてしまうことが非常に心配。

円谷監督が亡き今はもう、ウルトラマンは過去の遺物であり、その凄さはあの時代と円谷監督でしか出せないものだから、日本の特撮は完全に終わってしまったとより感じられる作品だったと思う。

例えるならば最高の食材を使って、自惚れた料理人が創作料理を作ったら、訳のわからんマズい料理が出てきたという感じ。

だけど庵野信者はそれをうまいうまいと言って食べている。

シン仮面ライダーもどうせ見るけど、
もう余計なことするのはこれで次で最後にしてほしい。