Fumi

1917 命をかけた伝令のFumiのネタバレレビュー・内容・結末

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画館をふらふらになって出た。
実に疲れた。。緊張疲れ。

そもそも全編ワンカットのように見えるというのが本作の売りだったので、冒頭はその手法にひたすら感心してたけど、そんな時間はすぐ去って、いつ敵が現れるか、敵にやられるかわからない緊張感がひたすら続く。これがいわゆる没入感てことなのか。
鑑賞中はなんだかあまり飲み物も口に出来なかったし、足とかも組めなくて、まんじりとスクリーンを見続けて、見終わったらふらふら。

しかし、スコはよくやったよ。ほんとよくやった。カンバーバッチ大佐は素っ気なかったけど、わたしならめちゃねぎらうよ。よくやった。😭あと、泥くさく、血なまぐさいシーンが続くなかで、時折挟まれる桜の花びらや森の美しさ、風に揺れる草が印象的。

アカデミー賞前に有力作の中で唯一見られなかった本作だけど、監督賞、脚本賞はともかく、作品賞なら異論はなかったろうと思う。これまではこのくらいのこういう戦争映画が強かったし。ただパラサイトが良すぎたわね。監督賞もポンジュノに1票だなぁ。

あと、気になったのは、クライマックスシーンを予告で流すのはどうなのか。
派手なシーンを入れたいなら、飛行機に追われるところだけでもよかったんでは?
この作品の凄さは、そういう派手なシーンじゃなくて、一歩一歩敵陣を縫って進んでいく部分にあるのだし。
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