これは本当に映画館で観てよかったと思える作品。
大ネズミが引き金になっての大爆発、突然刺されてゆっくりと死んでいく友人、明かりのない戦場で撃たれ続ける恐怖感など全て迫力あった。
インド人男性が一人だけいたのは時代背景がよく分かる。
「命をかけた伝令」というのもまさにその通りだった。
最後の全速力の走りと友人の死をその兄に伝えるところも忘れられない。
ワンカット風の撮影もさまざまな映像を使って流れるのでかなり楽しめる。
赤ん坊と女性に牛乳を与えるシーンや川に流されて友人が言っていた故郷の花が見えてくるシーンなども暗い雰囲気のなか穏やかな気分になれるのでとても好き。
戦場に立っている男たちの熱い友情や思いも心にくるものがある。
コリン·ファース、マーク·ストロング、ベネディクト・カンバーバッチの出演情報は公開前に聞いていたとはいえ,いざ登場してくると存在感抜群でカッコよくて燃える。
とにもかくにもこういう人間ドラマを感じさせる戦場映画を一度でも劇場で観れたことをとてつもなく嬉しく思った。