『ダンケルク』(2017年)的な感じかなあ、やけにワンカットを推すなあと思って、公開当時は観てなかったけど、@g-pegasus の勧めもあり鑑賞。
最初から最後までがワンカットというわけではなかったけど、それぞれの場面は長回りで撮られているようで、普通の映画よりも臨場感があった。最初は兵士2人に付いて行ってたのが、だんだん自分自身がスコフィールドになったような感覚になれた。
戦争映画なのでたくさんの死体がでてくる地獄絵図のような場面もある。だからこそ、破壊された街が光に照らされた様子だとか、川にチェリーの花びらが舞っている様子だとか、ときどきみせてくれる美しい画にとても感動した。1番すごいと思ったのは、塹壕を出てマッケンジー大佐のいる方向へまっしぐらに走るシーン。何があってもこの伝令を届けるんだという必死な走りが、まさにこの映画のハイライトだと思った。
将軍に出会ったとき、大佐に出会ったとき、くじで当たりが出たときのような、お得感を感じたのは私だけかな。
