チョ・ジヌンやしね。こういう軽いコメディものが観たかったのでチョイス。
間違いなかった。
朝鮮の歴史はほとんど分からないんだけど、それでもドラマや映画を見るうちに少しずつ知ってたらしい。
あ、この王の話やん、と分かると何倍も面白いのね。
癸酉靖難というハードな背景を持ちつつも、今作はうまくエンタメに仕上げてる。
んなアホな、と思うような松や猫の話もこの時期の文献として実際残ってるらしいし、そのバラバラの記述をうまく繋ぎ合わせた発想が楽しい。
(しかもエンドロールで現存する“天然記念物の正二品松“や“王を止めた猫“の石像のおまけ付き)
同時に、現代ではどの国もマスコミや広告代理店を使った政治のイメージ戦略は普通に行われており、あながちファンタジー時代劇と笑い飛ばせない切り口にも感心した。
時代的には中国明の奪門の変とほぼ同時期なんですな、学び。