高校の世界史に出てきたドレフュス事件がどれほど大きな事件だったのだろうと観ていたのですが、歴史に名を刻むような大きな事件だったのかが実感できなかった。そういう名前の事件があったなという記憶しか今はないのだが、もう少し勉強してみようと考えている。ドレフュスが犯人でないと分かった人間が自分の地位をかけてでも救おうと努力する姿勢には本当のことなのかと観ていたが、そういう人間のもいるんだ、世の中捨てたものじゃないのかもと心打たれた。だが、状況から軍隊全ての人間を敵にまわすことなど残念ながら自分にはとてもできないとも思った。最後のところでドレフュスが、無実が判明したのだから自分の地位を事件がなかったとしたらなっていたはずの地位まで上げて欲しいとドレフュスを救ってくれた現在は上司に当たる人間に求めに行ったが断られていた。可哀想な気もしたが、その間の経験が全くないのだから仕方ないと思った。
