埖

オフィサー・アンド・スパイの埖のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

淡々とした雰囲気で見やすかった。だが裁判シーンのアッサリ感が気になる、序盤のパーツが揃っていく、あのじっとりとした感じを最後まで引っ張って欲しいところだったがまあ、裁判シーンだしな... まあそこら辺以外は好印象だった
スパイ容疑でユダヤ人のドレフュスが無実なのに逮捕されたあとから始まって、主人公のピカール中尉は防諜、まあスパイの証拠を集めて捕まえるような部署?に新たに配属される。仕事を進めていくうちに軍の隠蔽などを発見しドレフュスが無実であるという証拠を集めていって、それを腐敗した軍や反ユダヤ主義の人間たちに正義と真実をぶつけるという感じだった。上の命令に従うのではなく、軍への忠誠によって動いていく主人公はとても真っ直ぐでかっこよかった


授業で書いたこと
オフィサー・アンド・スパイを見ました。
ドレフュス事件の映画でした。ユダヤ人だからとやっただろうと、こじつけで終身刑にされたドレフュスと、個人的にはユダヤ人は嫌いだけれども、ユダヤ人だからという理由でこじつけられて、無罪な人を終身刑にされていることをそのままにしては行けないと、真実を突きつけて腐敗した軍に対して異議を唱えて再審を求める主人公ピカールの話でした。
軍による独裁的な判断に立ち向かう姿、差別と切り離した判断ができる主人公はこの時代においてなかなか勇者のような存在だったのではないかなと思いました。

作品としては淡々とドレフュスが無罪であるという証拠が集まって、それを提出して軍に隠蔽されたりみたいな裁判前のパーツ集めのシーンが多めで、裁判シーンは割とあっさりしていました。
埖