つぐみ

異端の鳥のつぐみのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
3.8
3時間何を観ていたんだろう、と呆然とした。この長尺を起伏の無いストーリーとミニマムなセリフで乗り切る胆力には敬服しますが、さすがに長いわw
体感では12時間くらいあって(TENETは150分あるのに秒で溶けるんだけどナァ)え〜もうそろそろ終わってくれよ〜と思ったし、もう2度と観たくない。けど、でもやっぱりいいものを観た気がする、っていうか3時間あって無駄とは口が裂けても言えない、これはシネフィルの意地であり矜恃だよ。
「存在のない子どもたち」もだけど、折に触れてこういうの見ないとダメだな。

友達には「子持ちの人には辛いところもあるかも」と言われたけど、子どものあるなし関係なく辛いわ笑
でも残酷描写は全然リアルじゃないし、いやいや目ん玉よ!!
あと、どいつもこいつも性欲バカすぎて、戦争の抑圧と代償が一番顕れていた気がする。
ヨーロッパのダークサイド代表トリアーのエロ、ゴア、そしてクソバカなところをそれぞれ300%増しにしてアクセルベタ踏みした感じの嫌デミー賞でした。
全然褒めてないけど、スラブ系や旧共産圏、北欧まとめて大好きだから見ずにはいられなかった。
ステランとハーヴェイがいい人でよかった、ソ連兵のおじさんもダンディでたまらんかったわ…

疲れたから次はネコ歩きとか可愛いものが見たい。
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