汽笛の音で目を覚ます

レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想いの汽笛の音で目を覚ますのレビュー・感想・評価

3.1
モンタナ州の荒野と平原を舞台に、そこで暮らす3人の兄弟とその父親についての物語り。

20世紀初頭から第一次世界大戦、禁酒法時代などの壮大な現代アメリカ史を背景に描いており、さながらアメリカ版の大河映画のような感じ。

ただ、色恋の要素がちょっと複雑。恋愛劇ではあるものの、終始ちょっとドロドロで、主人公とヒロインの関係性は素直に応援できる感じでもない。だから、序盤は冷めた目で見てしまったうえに、少しベタに感じたので、現代の価値観で見ると都合良く展開しすぎ感はあった。

でも、広大な自然の映像が凄いので、ストーリーに入り込まなくても、序盤はそれだけでそれなりの見応えはありました。

あと、長い年月のストーリーなので、どんどんキャラクターの関係性が変化していく。だからか、冷めた目で見てたとはいえ、中盤以降の展開は色々と複雑な感情にはなった。

おそらく誰もが結局誰が悪かったんだろうみたいなことを考えると思うけど、多分その結論は見る人によっても違いそう。