これは観るべき作品
名前自体はずいぶん前から知っていて
なんならネタみたいな認識だった
"一人っ子政策"
その政策とそれがもたらしたものについての
ドキュメンタリー
思っていたよりはるかにえげつない事を
していて驚きました
"出血で川が出来ても、二人目は産ませない"
そもそも
国が"政策"として決めた
一人っ子体制なんて
よくよく考えると完全にディストピアですよね
政策に逆らう者に大しての
強引な不妊治療や家の取り壊しなど
国だからといって何をやっても許されると
いうのか
恐ろしいのは、本作において
インタビュアーに質問を受けた誰もが
"あれは政策だから仕方なかった(どうしようもなかった)"と受け入れている点です
というのもその頃の中国では
学校教育から街中の広告、キャッチコピーまで
至るところに政策への賞賛が溢れていたとの事
監督は
「私は政策について充分に理解していたと思っていましたが、今となってはそれが自分自身のものだったのかわからない」と述べていたのが印象的でした
それらの爪痕は現在にも残っています
未だに残る男尊女卑的な雰囲気
現在行われているのは
"二人っ子政策"
これまでの"一人っ子政策"など
まるでなかったかの様に塗り替えられて行く
街中のキャッチコピー
果たしてこの政策の行く末は…