鴨橋立

ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏の鴨橋立のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

19世紀のアフリカの話…なんだ?

ぶっちゃけ時代背景と土地感についてはよくわからないからこそすごく普遍的な話に感じられた。

あくまで「普通」に過ごしている民政官や住人が「普通」に過ごせなくなる「異常」をもたらす者こそ「敵」なんじゃないかと思う。

まああれだよね、そういうクソみたいなやからに一言だけ言う言葉があるのならそれは「調子のんなよ」だと思う。

つまりあれですよ、調子のんなよコラァァ!ドタマかち割って脳みそストローでチューチュー吸うたろかぁ!コラァァ!!ってことですよね。

そういう調子ノリ役のジョニー・デップとロバート・パティンソンこれがどちらもたまらなく憎たらしい(ということは演技が超上手い)

ジョニー・デップの厳格な調子ノリっぷりも素晴らしいけど(サングラスがもうだいぶ調子ノッてる)ロバート・パティンソンのナチュラルな調子ノリもすごい、ポーカーやってるときなんて調子ノリすぎてめちゃくちゃ現代のホワイトトラッシュに近いものを感じる。。

この二人は終盤の調子オチもたまらない。

この前に観た「バーストマシンガール」がなんとも未体験ゾーンらしい映画だったけど、今作は未体験ゾーンらしからぬ普通にハイクオリティの金がかかった映画でした。
鴨橋立

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