ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏の作品情報・感想・評価・動画配信

「ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏」に投稿された感想・評価

fumifumi94

fumifumi94の感想・評価

3.2
マーク・ライランス×ジョニー・デップ×ロバート・パティンソン、この3人が共演してるのにTSUTAYAで見かけるまで本作を全く知らなかったのが不思議なくらい豪華な布陣。

思わずレンタルしたけれど中身はちょっと地味で寓話的な物語。主人公の民政官の人柄良さはマーク・ライランスがハマっているが、ジョニー・デップとパティンソンはこの2人じゃなくてもいいような気がしてならない。
ジョニー・デップがもっとわかりやすく極悪非道なキャラを演じるのを期待していたのでそこは残念。

主人公のキャラクターがあまり掘り下げられないので、見方によってはただの女好きのおじさんにも見えてしまう。悪人は痛い目を見るけど、善人も報われるわけではないなんとも言えない気持ちになった。
クズキャラを演じるロバート・パティンソンってほんと、身の毛がよだつくらい怖いよね
kiu

kiuの感想・評価

3.0
怨嗟の萌芽を見せてくれる寓話的映画

架空の帝国が治める事件もなく平和だった辺境の町に、監視官ジョニーデップがやってきて、程よい距離感だった遊牧民との関係が大きく変わってしまうお話。これ種を植えたのはジョニデだけど、水をやったのは町人の様な。。。

相変わらず、この手の元凶はバベルから始まる隣人と言葉が通じない事から。世界が狭くなった事でお隣さんと近くなり、その結果、解らない恐怖から不幸が始まってるんよねぇ。今更、ATフィールド全開にもできんし、Google翻訳さんもっと頑張れ。リアルタイム同時通訳の実現でノーベル平和賞獲れるぞ。


このジョニデの悪役ぶりがなかなか。なんか血の通わない役が似合うねぇ。ロバートパティンソンも小物悪役で出演。彼が新バットマンですか。。。『トワイライト』の白の細なイメージだったんで、んーなんかちゃうくね?と思ってましたが、まぁ有り、、、か?もうちょっとケツアゴに仕上げて欲しいところ(笑)

なんか映像が綺麗だなぁと観てましたが、クリスメンゲスが撮影してんのね。カメラの事はサッパリわかりませんが、アカデミー撮影賞の腕は伊達じゃないと言うか、文字通り“目に見える違い”を出せるのは凄いやね。


有能なスタッフ&キャストが製作した割には、今ひとつ突き抜けない感じが惜しい。多分、好みの問題なんでしょうけど、説教臭いから、もうちょいエンタメしてもらいたかったかなぁ。
PG12

PG12の感想・評価

-
間違いなくマーク・ライランスの映画になっているけど、他のキャスティングとお話のバランスが中途半端に感じた。原作者が脚本を担当してるのに。
aceoface

aceofaceの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冷徹非道な大佐役にジョニー・デップ。
序盤と終盤しか出てこないがかなりの存在感。
権力振りかざした人間の愚かさ。敵を自ら作り出す帝国。
ラストはとてもダサい帝国軍。あまりにもダサくて笑った。蜘蛛の子散らすとはこう言う事を言うんだ。
民政官がちょっと可哀相。
砂漠の映像は美しいのになぁ~👍
注目のシロ・ゲーラ監督作だがいまいち乗り切れず。ジョニー・デップはこの規模の映画だと明らかに浮いていた
yuki

yukiの感想・評価

3.9
民政官(マーク・ライランス)の演技に牽引されて、権威や恐怖、憎悪に振り回される人間の姿を描きながら、「敵」が生まれる経緯を描出した作品。

不可侵で共存していた遊牧民が、突如、視察(?)訪問した大佐により蛮族にされる。

彼の語る仕事(調査)は一方的な暴力(拷問)だ。
この不快感の塊である大佐をジョニー•デップが滑稽な🕶を掛けて演じている。

ラスト砂埃の向こうに現れた「敵」の姿に暗澹とした気持ちになった。

ロバート・パティンソンが出演するとの情報だけで観に行き(なかなか登場しない💧)想像と全く違う作品を鑑賞した。

「敵」を作り出してしまう人間の愚かさ、弱さ、恐怖心は滑稽なまでに残酷。
のぎお

のぎおの感想・評価

3.0
あらすじを見ず、ジョニーデップが理由で鑑賞。
あらすじ見ないとはじめどういう状況か掴みにくい。

決して豊かな町ではないけれどそれぞれが仕事を持っていて悪徳感のない民政官がリーダーで、なんとなく満足できているのかなと思ってた。

状況掴んだ頃にはジョニーデップ演じるジョル大佐がとにかく非道で絶望。でも民政官が辛くされた人達を介抱したりしてたから、この町の人達も民政官みたいな善を持っていると勝手に思い込んでいた。

…ら!!!!その町の人達が暴力を求めるシーンや暴力に歓声をあげるシーンがあってさらに絶望。まともな神経してるの民政官しかおらんの????😔

この映画で写ってた部分だけ見ると、ほんと人道的な民政官がただかわいそうな感じだった。ラストシーンもなんかこう希望のみえない不穏な感じで……。

もう見ることはないだろうけど、大佐と准尉(ジョニーデップとロバートパティンソン)の悪役っぷりははまってました。

このレビューはネタバレを含みます

権力を持ってしまうと、見境がなくなり、いざ自分が立場になって気がつくのよねぇ〜……人間って。

とある帝国の国境の村。
夷狄の襲来から監視を続ける開拓地を統治する民政官は、穏やかな日々を送って過ごす。
ある日、帝国から派遣されてきたジョル大佐が訪れると、彼の平穏は崩されてゆくのだった…。


感想。
駄作オンパレードの配給会社 彩プロ!!
まれに見せる本気があるので、鑑賞せざるを得ない中、久しぶりにやってきた本気の中の本気!!
一言、素晴らしいです!!

しかしながら、相変わらずのポンコツぶりな配給会社のタイトルネーミングに、センスなぃなぁ〜とわかっていてもガッカリします。
ノーベル賞受賞作家J.Mクッツェーの「夷狄を待ちながら」の映画化なのに、何故か「帝国の黄昏」とネーミングするポンコツっぷりには、笑いすら覚えます(笑)
ポスターを赤々と燃え上がる色使いですが、内容は静かなドラマです。

架空の帝国が統治する植民地を舞台に、人間の愚かさを描いている作品で、とてものめり込んで鑑賞いたしました!

マーク・ライランス、ジョニー・デップ、ロバート・パティンソンの演技派俳優の演技は素晴らしく、さらに二人は脇役という豪華さ。
遊牧民の少女役のガナ・バヤルサイハンがアジア系の面立ちで演じる拷問された悲しい役柄を引けを取らずに魅せてくれてます。

映像もシーンごとのカットがアートのように美しく、自然光で撮影されたロウソクが灯る部屋のシーンなどは、絵画のようであり、大自然での風景のシーンは、雄大で素晴らしく撮影されています。
音楽もとても良いです。

架空の帝国としての物語ですが、個人的には英国の植民地支配への皮肉ともとれる作品にも見えました。

民政官は、年老いて余生を平穏な開拓地で終えようとしますが、あまりに酷いジョル大佐の暴力へ次第に帝国へ疑問を感じはじめ、終いには同胞から拷問を受け罵られてしまいます。
たった一人で遊牧民を助け、誰一人同胞からは助けられない民政官を見ると、社会でのコミュニティで起きるイジメの構図にも見えました。
酷いとは思っても、助ければ自分が今度はターゲットにされてしまうのを嫌がる心理を表現している感じがします。

この大佐が語る自白へのプロセスと、そのおぞましい暴力は、蛮族と罵る相手が震え上がるほどの蛮行で、どちらが蛮族か分からないほどです。

印象的だったのは、連行された遊牧民を村人までが棒で打ち据え、ハンマーを持ち出す大佐へ
「そんなもので、動物にすら使わない物を!」
と声高々に批判する民政官。
そして、腕を折られ引き回されゲラゲラと笑う民衆の中を吊るされるシーンが、監督がクリスチャンだからでしょうか?
聖書の物語のような、教訓めいたシーンに感じました。

このまま、地獄のような帝国支配で終わるかと思うと、ラストに将校が虐殺され、あっさり帝国軍は支配地域をそそくさと撤退します。
このあたりが、英国の植民地支配での出来事に非常に似ていました。

平和的な遊牧民たちを蛮族と呼び驚異として攻撃して迫害し、手に負えなくなる本当の驚異へ成長させ、恐怖して逃げる帝国の様は、権力を自らの力と勘違いする人間の愚かさを上手く表現しておりました。

ラストシーンの狼狽して民政官へ馬を探す兵士と、馬車で震えながら隠れる大佐のシーンは、まさに愚鈍な権力者の末路として、笑ってしまうくらい滑稽です。

しかし、個人的に思うのは、最も怖いのは民政官で、少女が拷問されるまで、何もしていなかったことです。
軍の命令として、疑問を感じながらも、彼は命令に従っており、ファシズムの集団心理への警告としてのメッセージが、少女が泣いていたり戻らない理由がそこにあるのではないでしょうか。
軍人たちも大佐の行動には、帝国としての信念を誰もが賞賛しており、疑問すら感じていません。

民政官が
「なぜ、あのようなことをした後で、食事ができるのですか」
との問いに将校が怒り狂いますが、疑問を感じても任務だから仕方ないと、恐ろしい拷問をやってのける人間性まで変える集団心理の怖さを感じてしまいます。

とても重い作品ですが、非常に考えさせられる素晴らしい作品に、5点を付けさせていただきました!!
がるま

がるまの感想・評価

3.6
美しい映像と俳優陣の演技が良かった
マーク・ライランスの声がとても良い
ジョニー・デップのあの粛々とした感じ、何を言っても通じない感じ怖い。
最後の馬車のシーンが印象的
人間惨い
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