冒頭のお互いの長所を褒め合うシーンでお互いのことを冷静に見れているのに、好き部分を知っているのに、夫婦のすれ違いは加速していく。
家族、子供を中心に考えていったのにも関わらず、結局は仕事を中心にしか考えられなかった父親。
旦那に感情をぶつけて来たけど、一歩前に出られず、やりたいこと、言いたいことがいえなくなり、溜まりに溜まってしまった母親。
お互いのことを考えられて、いいところ、わるいところをしって受け止められていたのに、もう受け止めることができなくなった。
2人が言い争った時のシーンが見ていて、やめて、それは言っちゃダメだよとこっちも感情が引きずられてしまった。
日常のシーンでお互いが察し、支え合っている箇所が垣間見えたのは素晴らしかったと思う。だって、支え合って、愛していたから生まれたものだったのに、もう心が追いつかなくなっているから。結婚生活で培って、生まれていた些細な一瞬だったからなおさら。
お互いをリスペクトできるような関係を作っていくには、今以上に話し、相手を見て、自分の考えを押し付けるのではないようにしないとダメなんだな。
夫婦だからと言って、察してくれるからと言って、心変わりは読めないのだから。
