常夏のマイアミを舞台に、キューバを逃げ出した政治犯や経済移民たちが策略をめぐらせ暗躍するお話。監督は最近だとクリスティン・スチュワートとのコンビで有名なオリヴィエ・アサヤス。
アサヤスはフランス人監督として日本ではトップレベルに知られている人だと思うが、残念ながら凡作だった。「コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト」なる傑作ドラマシリーズも手掛けているからこういう国際エスピオナージには期待したんだけどなあ。
ネットフリックスが悪いのかもしらんけど制作にどこまで関わってるのかは分からない。まあ実力派でも故国をはなれ国際的なキャスト・資本で撮るといきなりダメに…というのはありがちなんだよなー。
以前「告白小説、その結末」で脚本を手伝ったロマン・ポランスキーは21世紀に入ってからハズレなしの異常な監督だけど、英語作品でも舞台はヨーロッパとか、うまくバランスを取っているのだろう。