ゴリアテの憂鬱

ホモ・サピエンスの涙のゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)
3.6
ロイ・アンダーソンが、この時代を生きるホモ・サピエンスに贈る映像詩。

「絵画的」と評される映像は、ほとんどCGが使われず、天井が6mもある監督自身のスタジオで撮影されています。

それを知ると、余計に映像が美術的に思えてきます。

色彩は一貫して寒色で統一され、33のシーンで構成されたストーリーはシュールで叙情的。

でも、個人的には「絵画的」な映像は、ブレッソンやタルコフスキーの方が好みです。

絵画と言っても色々なものがありますから。
だから面白いんですけどね。