Chiarums

ハニーボーイのChiarumsのレビュー・感想・評価

ハニーボーイ(2019年製作の映画)
3.7
 哀しい。ほんとに。居た堪れない。
シャイア・ラブーフが自ら脚本を書き、父親役で出演もした今作。
彼の実父がモデルなんだそう。
過去(子役時代)と現在が交互に入れ替わり映像も一瞬一瞬を切り取り挿入することで出てくる切なく儚い美しさがより胸を締めつける。

ラストのあの父親との再会シーン。
あれは本当だったのかな。
あのシーンだけはどうかシャイアの願望ではなく事実であることを願わずにはいられない。
ただ妙にあのシーンだけ格別にきれいで夢のようで痛々しくどことなく自分にはどうも虚構に見えてしまい、それがまた哀愁。
ああ、無情。
シャイア・ラブーフ、辛い生い立ちで色々あったんだろうけど本当に俳優としての才能は間違いないと思う。素晴らしい才能をお持ちなのでどうか過去に押し潰されず、これからももっともっと活躍してして行ってほしい。
Chiarums

Chiarums