花俟良王

ハニーボーイの花俟良王のレビュー・感想・評価

ハニーボーイ(2019年製作の映画)
3.5
ジョン・レノンが「マザー!」と叫んで心を治療したように、シャイア・ラブーフは父への想いを綴った。そして役者として、自らが父になった。

ただし、オーソドックスな内容なんだけどなかなかスッと入ってこない。最後も少し物足りない。

父との別れが描かれていないのが物語を加速させないのかも。子供時代は物語的にハッピーエンドになってる。そこから疎遠になってる理由が分からないから、空想の父と再会しても盛り上がらない。

それでも親子二人の演技は見応えがあるし、ラブーフの切ない想いは伝わってくる。
花俟良王

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