記録。
ここまで如実に描かれた内容とは…。予想を遥かに超えていた。
これが同じ地球の何処かであり、今起きているということが、映像で観ても信じられない。
国家の思惑や諸外国の介入。
そこにただ暮らす全く無関係な人達が理由無く傷つけられ、何もかも奪われていく。いつも理不尽に痛みを伴うのは一般市民という構図は、戦時中と変わらない。何故こんなふうに同じ人間が憎しみ合い殺し合うのか。
「こんな事を世界が許すなんて…」
この台詞はズシっときた。
ニュースで世界に発信されながらも、YouTubeで何千万回も再生されながらも、何も状況は変わらない。この作品の強烈なメッセージ性から、自分自身もそんな見て見ぬふりをしている1人だと歯痒い気持ちになった。
それでも何かあれば力になりたいと意識が変わったし、こーゆう映画が全国いろんな映画館で上映される国になってほしい。
作中ではロシアが悪のような描かれ方をされ、アメリカ側の全面的な協力で撮影機器も充実している点で、どっちが正義か悪かというのは疑問。しかしそれ以上にこの映像を観て、知り、考える事が重要なのだと思う。
長々書いてしまったものの、総じてたくさんの人におすすめしたい秀作でした!