このレビューはネタバレを含みます
こちらは映画と言えどもドキュメンタリーですね。モザイクなしの瀕死で運ばれてくる患者さんが次々と写されます。苦手な方にはおすすめしません。メインカメラは、主人公の女性が手に持つホームビデオカメラ。でもだからこそ血みどろの現場やあんなに生々しいものが撮れたのだと思います。
シリアの内戦はニュースなどでしか見ない分よりリアルに今のアレッポがどれほど悲惨か、生きるのが大変か。
ただ、あれだけ酷くても、この映画に出てくる人々はみな残りたいって人が多かったのが印象的。
本来なら外国に住んだ方が今は安全かも知れないが難民になることの方が辛い選択なんだなぁと実感。
あと、見た方なら分かる、いつもカメラの前でジョークを言ったり笑顔が素敵なお母さんが1番印象的。
昼ドラ見たいよって日本の昼ドラと次元が違うけど、本当に強いなぁと思いました。
主人公の女性ワアドさんの娘サマ。サマとは空と言う意味みたいです。美しい名前だなと思いました。
病院が8件やられて残りは彼女たちの病院だけ、病院を狙うなんて本当にえぐいし信じられない。20日病院にいて6000人の患者、1日約300人。本当にやり切れないし、他国でも助けられることは積極的にしていきたいです。
