ゴマ

劇場版 SHIROBAKOのゴマのレビュー・感想・評価

劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)
3.0
アニメーション制作の世界に身を置く5人の女性の苦悩や喜びを描く青春群像劇。テレビ版は2014年に全24話が放送されて好評を博している。
アニメーションのみならず、何かクリエイティブな仕事に身を置く人々なら彼女たちの身の回りに起こる出来事には共感することしきりではないだろうか。作品の中で脇を固める人たちは実際アニメーション制作に携わる人々がモデルのようだが自分は特に監督の木下誠一の人物像が気に入っている。ピンチに立たされると逃げ出そうとするし、クズさが際立つ人物ではあるがアニメーション制作に対する情熱は・・・・あるのかないのか・・・
そしてクライマックスでのメタ的表現などもよくできているなあと思った。あの宝船の表現などは中盤で見られるが、最後にもう一度輝く宝船が見たかったなあと思った。
本作はとりあえずこの劇場版で終了ということなのだろうが、個人的には彼女たち5人の更なる未来を見てみたい気もする。
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