イトーケンジロー

劇場版 SHIROBAKOのイトーケンジローのレビュー・感想・評価

劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)
4.0
(遠藤の嫁。。なんだあの存在は。(褒めてる)

自分が今まで観てきたTVアニメの中で一番好きなタイトル。
それ故にそもそもフラットな気持ちで観れていない。
こうして続編として劇場版が完成したのが喜ばしいし、それが観れただけで満足という気持ちと、たかだか本編120分だけでこのタイトルに対する気持ちが収まるわけもなく、もっと観たい!もっと観せてくれ!TVシリーズ2期作ってくれよ!って気持ちになる。

内容に関して思ったことは、
良いところは、
やたらに新キャラを出さずに、TVシリーズで活躍したキャラで話を作ってたのは好感しかない。(むしろあの量のキャラをよく120分の尺に余さず出してきたなと感心した。)
ほぼ唯一の新キャラ(宮井)もとても良い味出してた。

物足りないと思ったところは、
納品締切前の最後の修羅場を乗り切った感がイマイチ足りない。あと尺の都合か、TVシリーズほど各セクション毎の障害を乗り越えるくだりを詳しく描けてないから、全体的にサラッと障害を乗り越えていってる印象になってしまっていてカタルシスが弱い。

SHIROBAKOのTVシリーズでも今放送されてる映像研でも『アニメーションってこういう所がすげえんだよ、こういうところが面白いんだよ。』っていうアニメーションというものの持っているの凄さみたいなのが伝わる場面がやや少なかったように感じた。(子ども達のくだりは多分それに含まれてるんだろうけど、やや弱かった印象)。