このレビューはネタバレを含みます
劇中歌「Hallelujah/Jeff Buckley」
Jeff Buckleyの曲をバックに儚くも女の人生を一変させてしまう再会から始まる不倫物語。
もちろん鞍田と塔子がメインだが、小鷹と塔子のバッティングセンターからの自転車2ケツのシーンが良かった。
そして「するならちゃんとして?」という台詞からの無邪気な笑顔の一連の演技に夏帆の魅力が全て詰まっている。
「人のオーダーに答えてばっかいると忘れそうになるんだ。」
仕事に情熱を持っている男は格好良い。
ラストの電話ボックスのシーンも印象的だった。結婚って何?という塔子の問いに対し、生涯で一番好きになった女性と…という真の回答は果たして塔子にはどう感じられたのだろうか。自分の固有名詞ではなかったことが受話器と共に指輪を置いた理由か。
ラストは失楽園的なエンディングになっちゃうのかなと一瞬思った。
子供が一番可哀想。