eiganoTOKO

マトリックス レザレクションズのeiganoTOKOのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ほぼシープルしかいないジャパンの住民からすれば、こんなに泣ける恋愛カウンターカルチャーあります?
人間が欲望と恐怖に支配されてて、感情を事実と勘違いするの、まじ現実味ありすぎる。
たぶんそいつら、維新か参政党か壺に投票してるはず。
アナリストはわかってるんだな…。
でもそれを乗り越えてセカンドチャンスを信じられた強い気持ち、強い愛〜。オザケンなんて生ぬるい。2人が作る虹色の自由意志世界にいますぐ飛んでいきたい。
そんでバグス船長に可愛がってもらうんだ。

ネオがゲームオタクの神になってて戦力も失ってて頼りなくてバリアしかできないのに、空手だけは覚えててわらった。さすが千葉真一ファン。
ゲームばっかり作ってて虚しいしなんかクライアントがうるせーし批評家気取りの大衆ばっかりだし上司もやな奴だし愛想笑い、筋トレ、肉のルーティンうんざりだわってなってるネオめちゃわかりみ。これ監督の愚痴だろ笑
トリニティがティファニー(笑)ってバカにし腐るのも良いし、従順な女から飛び降りてバチクソパワー手に入れるの痺れるし、子どもを利用したアナリストに回し蹴りのお仕置きするのも大変良い。
キアヌの良い人話は有名だけど、あまりにも救世主信じすぎててカルトぽかったモーフィアスが銅像になってて、しかもネオからごめんとか謝られてて笑った。自分たちが作ったキャラで遊ぶラナ監督好きすぎる。
現実に気づいて自由意志を求めたはいいけど、結局戦争ばかりしていたザイオンからポストヒューマニズムに発展したアイオ。静寂を求めすぎて隠れるしかなかったアイオからふたたび自由を勝ち取って、でも救世主ネオの男性中心じゃないとこ最高のオチだった。
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