劇場公開版は5年前に鑑賞。
ベトナム戦争にレジャー感覚で従軍する兵なんて居たんだ(シェフの発言)?
やっぱり本作のハイライトはワルキューレの騎行を流しながらの奇襲シーンだな。悪趣味でありながら高揚感が半端ない!心の奥底に秘めた破壊衝動や残虐性を呼び覚ます名シーン。その後も舞台に上がってプレイメイトに押しかける兵達、指揮官無しの夜戦と、ベトナムの戦場の狂乱具合を追体験出来る瞬間が何度もあって面白い。ただフランス人の農園行ってからは……。やっぱり前半がクライマックスなんだよな。
キルゴア中佐(ロバート・デュヴァル)は最高のキャラなんだが、ウィラード大尉(マーティン・シーン)とカーツ大佐(マーロン・ブランド)がショボいんだよね…主役と敵役を張れる風格が無い。そしてこんなあどけないローレンス・フィッシュバーンを見られる映画は無いよ。その上プライベート・ライアンのヴィン・ディーゼルみたいなチョイ役とは違って結構重要なメインキャスト、当時まだ10代なのに。