ゴリアテの憂鬱

郵便配達は二度ベルを鳴らすのゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

3.2
ルキノ・ヴィスコンティの長編デビュー作。

本作は〝ネオレアリズモの先駆的作品〟と称されています。
ストーリーは不倫サスペンス。

タイトルが印象的で、いつ郵便配達員がベルを鳴らしに来るのかなとワクワクしながら観てたのですが、待てど暮らせど一向に出てこず、結局最後まで郵便配達員は出てきませんでした。

気になってタイトルの意味を調べたら、本作の原作である小説を書いたジェームズ・ケインは本作の原稿を13社から出版を断られて、14社目でようやく採用が決まったそうですが、その際にタイトルをなんとつけるかと尋ねられたケインは、出版社からの返事を手紙で届ける郵便配達が2度ベルを鳴らすので郵便配達だとわかることを引き合いに出してこのタイトルに決めたらしいです。

映画の内容よりおもろいやんけ。