Filmarksに登録がないためここにいっしょにしておきます。
最初の映画化 Le Dernier Tournant (1939) by Pierre Chenal
4作のうちで一番出来が悪いとのことでしたが、料理屋の主人の演技を除けば主人公の苛立ちがよく伝わる演技をFernand Graveyがしていて、作品にほどよい緊張感を生んでいます。
2度目の映画化、そしてヴィスコンティ監督の長編デビュ作。
ネオリアリスモ作品に数えられる作品とのことでしたが、力強くマッチョな作品にも感じました。1939年版も悪くなかったですが、ヴィスコンティ監督の魅せ方の前では出来が悪いと言われてしまっても仕方ないと言わざるを得ない。
ただ扱っているものに対してはやや長尺なこの作品は、その長さに対して結末があっさりとさせすぎているように思えました。