9・11に関わって、次のテロを防ぐためにCIAで新しい拷問法として取られた「強化尋問プログラム」について、何年にも渡って調査し、その違法性について公表しようとした調査委員会に対して、CIAはありとあらゆる妨害工作をしかけてくる。それと闘って、何とか公表にこぎつげた物語。アメリカにも、事件や戦争を利用して、昇進、金儲けばかりを考える輩もいれば、相手の人権を守ろうとする希少な人もいることが信じられる映画です。
民主主義を守るとか人権を守るとかとお題目のように唱えているアメリカの指導者やら官僚たちが、裏で拷問、人権侵害、犯罪を許しているというダブルスタンダードを描いている。何の罪もないイスラムの人たちが、一方的に疑われ、ヤクザのような連中の指導のもと、隔離され、暴行され、水責めされて死んでいく。その彼らと、非人道的なことを平然とやってのける悪魔のような奴等との対比に、反吐が出そうになる。
少なくても、このような映画が作られることに対して、少しばかり希望を見出せる。
ただ、自分は、9・11はアメリカの自作自演の可能性が高いと思っているし、オサマ・ビンラディンへの襲撃と射殺についても怪しいと思っている。不自然な点が多いからだ。そう考えると、9・11の疑念を払拭するために、多くのイスラムを拘束して、無理やり、嘘でもいいから口を割らせて、その言質をとって、正当性を主張したかったということになる。まさに、犯罪国家アメリカの誕生! これ以降のアメリカは、ならず者国家へ転落。ウクライナ紛争、コロナワクチンへの開発への関与などなど。犯罪をビジネスにする国家になってしまった。この意見に賛同できる人は、まだ一部だと思うが、トランプ政権誕生によって、今までと何が変わるかによって、背理法的に明らかになるのではと期待している。