ちょうど先日友達に「SFとファンタジーの違いって何？」て聞いて懇切丁寧に教えてもらったばっかりだったのでこ、これか〜！という答え合わせみたいな時間だった。全体的には私にとってちょいと湿度が高すぎたというか、ずっとクライマックスだあああという感じはあったけれども、それはそれとしてあまりに画が綺麗で、惚れ惚れしてたら終わった。
・ほんとうの親じゃないんだって、と悩む子供に対して接木を指し示すことの豊かさ
・記憶を辿るときの宇宙みたいなイメージ好きだったな
・SFは物語を通して現代社会における倫理の問題を扱ったりするよ、と教えてもらったけど、まさにその感じだった。人間の愚かさのひとつにAIのことをすべてわかった気になる、というのがあるな。と、思ったけど、これは対・人間でも同じか。違うのは、メモリーを外して見せてあなたの知らない私、を視覚的に共有できないことくらいか。
・テクノとクローンが違う、そしてそこに序列があるっていうのもおもしろかったな。
・1日のうちどの瞬間を選んで記憶するのか、その積み重ねはその人そのものである、という点においてはテクノも人間も同じである…
・学術書は世界のことをより深く理解できたような気持ちになる反面自分のことはどんどん透明にしていくなと思っていて、その点小説は世界についてなにも知らないことを思い知らされながらも同時に自分の愚かさは抉り出されるみたいな感覚があるんだけど、SFってもしかしてそのちょうどまんなかにあったりする？？？
・建築の使い方お洒落だったな、と思ってたらコロンバスの人か！！！！
・ジャスティンHミンさんの纏う雰囲気めちゃめちゃ素敵だたなー
