ron

イニシェリン島の精霊のronのレビュー・感想・評価

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
-
こういうの観ると、私は絶対こんなの一生かかっても思いつかないつくれないです降参!!になっちゃうな。ピャアアアアおもしろすぎる。いま一瞬分かり合えると思ったしょ??分かり合えましぇえぇぇえええん!!!て言われ続け胃がきりきりしたけどこんな映画なんて大好きにならざるを得ないよねええ困ったことにねえええ。コルムの言うてめえのつまんねえ話に俺の人生無駄にさせるかよ、は、わりと現代の思想なのではと思う。効率主義の徹底・イン・1920年台の孤島、こんな破滅的なことになるん。あとバリーコーガン氏演じるドミニクが、めちゃ、よい。ドミニクはシボーンを救ってるんだよなあ…。

追記
コルム→パドロックも、パドロック→ドミニクもそうだけど「自分より格下だと思ってた相手も人間であることに気付かされる」ところがいちばんヒェッてなるかもー

追記②
朝日新聞の是枝監督との対談でなるほどーになった箇所

坪井里緒さん
「「人間」を「非人間化」するのはまさに差別構造そのものですよね。相手を自分と同じ人間ではないと見なせば加害をする免罪符になる、という誤った手法はこれまで起こった・今起こっている虐殺、及びあらゆる差別において繰り返し使われてきました。そもそも人間でなければ殺してよいわけではないのにもかかわらず、です。」
ron

ron