異色なストーリー・独特な世界観・しんちゃんらしい描写・キャラクターデザイン・作画・歌
と一つ一つの要素は悪くなく、最近のクレしん映画では
印象に残るほうではあるけど
うーん・・・やっぱり構成がどうも雑に感じるし、テンポははっきり言って全然良くない。
ニセななこお姉さんなど映画オリジナルキャラとしんちゃんの別れも
描写が中途半端でグッとこず。
大人たちが世界平和のカギを握るクレヨンを使い切ったしんちゃんたちを責めるシーンも急展開感が否めず、
歌のシーンも「ブリブリ王国の秘宝」のときのような最高の笑いどころに徹しているわけでもなく、
「どうした?」としか思えなくて正直失笑してしまった。
加えてメッセージ性の込め方も強くもなく弱くもなくで
何も印象に残らない。