あるき

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者のあるきのレビュー・感想・評価

4.8
クレヨンしんちゃんというタイトルに最も真摯に向き合った作品。
いつものクレイアニメとは異なり、ストーリーの進行とともにスタッフクレジットを行うOPはトップクラスのワクワク感がある。

ラクガキをすれば助かるにも関わらず、他人を非難することしかできず我先に逃げ惑う大人たちと、柔軟な発想でいち早く状況を受け入れ、ラクガキに協力する子どもたちの対比がしっかり描かれる。それが子どもたちへの最大限の肯定になっているのが子ども向けアニメとして良い。
子ども向けアニメなんだから、これを観た子どもたちが自分って凄いんだって思えるの大切よね。
常識に囚われて自由な発想を無くした大人にはなりたくないものです。

そして、「ほぼ四人の勇者」のタイトルにも込められている、ユウマにとっての四人としんのすけにとっての四人がそれぞれに異なり、互いに尊重し合っている関係性が美しい。

ぶりぶりざえもん完全復活も熱い。待ってました。
あるき

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