イヴァン・アタルとシャルロット・ゲンズブールの実の夫婦が中年の危機を迎えた夫婦を演じるコメディ。
原作ありらしい。
25年前に出版した小説が成功して以来、スランプの作家アンリと、彼のためにパリでの仕事と生活をやめて夫に尽くす妻セシル。
子供たちは反抗的、妻はモヤモヤ、アンリは作品が書けなくて焦る、そんなところに一匹の犬が迷いこんできた。
元々危機を迎えつつあった夫婦があのデカい犬に登場で不和・亀裂が大きくなっていくようだった。
犬に「バカ」と名付け、聞いてもらえない愚痴や文句をたれ、家族に対して抑えていたことを放出してるようで、こりゃ同居家族はたまったもんじゃない。崩壊寸前。
挙げ句の果てに子供たちは自立して出ていく(というか、自立を理由に逃げたんじゃないの？とも思える)、鬱憤たまった二人だけになればそうなりますよね…という流れだが、いろいろ考えたらあの結末に至ったんだろうか。
こういう問題は当人たち以外には理解できない部分もあるもんだよね。
デカい犬が絶妙にボス感出してて、ちょっとマヌケでいい味を出していた😂
