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仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティのドントのレビュー・感想・評価

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 2020年。「将来の夢が王様」と語る変わった奴ソウゴとちょっと気があるツクヨミが友達の、柔道に打ち込む普通の高校生・景都(ゲイツ)はある日、試合中に大怪我をしてしまう。失意の中謎のロボットに襲われ、白っぽい服装の変な奴から時計のようなものを渡されるのだったが……
 巻き戻り書き替えられ平和になった「仮面ライダージオウ」の世界で始まる新章。元々過去改変、未来、平行世界、異世界など何でもアリな作品である。ゲイツの背景ももう少し掘り下げて描いてもよかったかと思うのだけど(それとも記憶が改変されてるだけなので本当の過去は存在しない?)、いわゆる2号ライダーが完全に主役となるようお膳立てされる筋書きと加えられたヒネリが巧みで唸る。
 ファンとしては平和に暮らしているレギュラーメンバーの学園生活や、尋常でなくガードが堅い衣装だったゲイツの脇とか半ズボンとか普通の服装が見れてよい感じである。しかしウールくんは新世界でもこういう扱いなのか……。2号ライダーたちの適材適所な客演も嬉しい。一方でアクションが通りいっぺんといった感触で驚きがないのが瑕瑾であろうか。ジオウ新編ではなく完全なる新作として「ツクヨミ」「オーラ」「ウール」ともう3本くらい続いてほしいものだがさて次はいつになるのやら…………
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