イラクのミサイル基地破壊を目的にイギリス特殊部隊8名が展開する隠密作戦。
売れる前のポール･グリーングラスによるTV映画。
予算少なめクローズアップ多め。引いて撮ったら画面が見事にスカスカになりそう。安っぽく見せない事への努力は伝わるものの、主人公らが百戦錬磨のエキスパートに全く見えない点がキツイ

監督

ポール・グリーングラス監督のTV映画、長編3作目、これはなかなか面白かった、というか見ごたえがあって良い。
今のグリーングラスが撮ればもっとよかったのにと思ったり。

湾岸戦争。イラクのスカッドミサイルを破壊する極秘ミッションのため送り込まれた英国特殊空挺部隊SASの8名が、敵兵多数に囲まれ劣戦を強いられる。

数で圧倒的に負けてるし、地理的にもよろしくない、天候は悪いという悪条件だらけの中、命じられたら行くしかない、だけど上層部は失敗濃厚となると手のひらを返す…！？
ヘリはさっさと退散してしまうし、8人のチームはバラバラになっちゃって。

これは送り込まれた特殊部隊が悲惨。この兵士たちだって雲行きは薄々わかってただろうけど、それを表に出したら本当に終わりって感じはあるからなんとか踏ん張ってたんだろう。

8人の行く末が壮絶。いろんなことが起こる。

実際にこの任務から生還したある人物の著書
(The One That Got Away)を映画化したものなので、誰かが助かるのはわかっているのだけど。

生還までの過程も壮絶。生き抜くためには仕方がないが、人としての心は壊れないんだろうか。

もう一人が書いた著書(Bravo Two Zero)も映画化されてて(原作と同名映画 ショーン・ビーン主演)、同じ任務を違う人物の視点と感情で書かれているらしいので、原作読み比べ、映画見比べも面白いかもしれない。

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