ユキノナーニー

MONOS 猿と呼ばれし者たちのユキノナーニーのレビュー・感想・評価

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)
4.0


『#MONOS 猿と呼ばれし者たち』
10/20(水) #イメフォ 最速試写にて
半世紀以上にわたって続いたコロンビア内戦を背景に、ゲリラ組織の少年少女たちを描いたサバイバルドラマ。
第35回サンダンス映画祭ワールド・シネマ・ドラマ部門の審査員特別賞をはじめ、世界各国の映画祭で数々の賞を受賞の知識のみで観た!
冒頭より、観客らは場所は確定出来ない南米の湿地のジメジメした山岳地帯=ジャンクに連れて行かれる。
暮らす8人の少年少女。
ゲリラ組織の一員である彼らはコードネーム「モノス(猿)」と呼ばれ、人質のアメリカ人女性を監視している。
常にいるわけでないが、
背が小さい彼らを監視/鍛えたりする男がいて、とても不愉快。
厳しい訓練で心身を鍛える一方で、
10代らしく無邪気に戯れる日々を送る彼らであるが、
組織から預かっていた乳牛を仲間の1人が誤って撃ち殺したことをきっかけにして亀裂が生じてしまう。
そんな中、敵から襲撃を受けた彼らは、ジャングルの奥地へと身を隠すが……。
シリアス描写といい「#地獄の黙示録」彷彿させる!
絶えず心にある不愉快さ、
この受け入れ難い解らぬ映像が少年兵の通過儀礼なのか~と自問自答!?
「ジャングル虫が凄いんだから、服着なよ」その姿が辛く観るが、これも現実なんだろう。
呪術的音響の凄さも○!!
ムチャ良し♪
スクリーンで観る価値のある〈不愉快〉な現実な作品。
全く乗れない人もいると思うが、不快ながら秀作✨
一言で表すと
〈強烈な映像と世界観〉となるのかな!!